アラブ首長国連邦(UAE)遠征中のU-22(22歳以下)日本代表がU-22ウズベキスタン代表と強化試合を行い、0-0で引き分けた。

 2トップは、ともに父親が外国籍の鈴木武蔵(21=水戸)とオナイウ阿道(20=千葉)。スピードの鈴木と高さのオナイウでチャンスをつくったが、決め切れずに前半だけでオナイウは交代した。

 後半に入ると、鈴木のクロスバー直撃やMF矢島慎也(21=岡山)の右ポスト直撃など惜しいシュートが続く。しかし最後まで相手ゴールは割れず、10日のU-22イエメン戦に続くスコアレスドローとなった。

 先発はGK中村、4バックに松原、亀川、植田、岩波、ボランチに遠藤、大島とほぼベストメンバー。攻撃陣もサイドハーフに中島、矢島の常連が入ったものの、結果は出なかった。

 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選のメンバー発表を18日に控える中、最後の実戦となった中東遠征は不完全燃焼に。手倉森誠監督(48)は「チャンスを決めきるのはもちろんだが、その前にシュートを打たないと。こういう試合を1-0で勝てるようにならないといけない。まったりした雰囲気で試合に入ってしまい、勝ちにいって勝てなかったことは課題だが、これが本番になれば変わると思う。選手にチャンスは与えた。あとはどうメンバーを選ぶかだ」と話した。