サッカーの女子日本代表「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督(57)がリオデジャネイロ五輪アジア最終予選で本大会出場を逃したことを受け、予選終了後に退任することが7日、分かった。

 日本サッカー協会の関係者によると、後任はU-20(20歳以下)女子日本代表の高倉麻子監督(47)が有力。野田朱美女子委員長(46)も退任が濃厚となっている。

 日本協会の大仁邦弥会長は「なるべく早く新しい体制をスタートさせなければならない。女子委員会がこれから何をやらないといけないか、どういう監督が必要か考える」と話した。

 山形県出身の佐々木監督は代表コーチから昇格する形で2008年から指揮を執り、11年女子W杯の初優勝や12年ロンドン五輪銀メダル、昨年の女子W杯でも準優勝に導いた。

 高倉氏は福島県出身で、現役時代は女子日本代表として国際Aマッチ79試合、30得点をマーク。指導者に転じた後は14年にU-17(17歳以下)女子W杯で日本を初優勝に導いた。