U-23日本代表が、ポルトガル2部に所属するスポルティングB(セカンドチーム)と引き分けた。25日のU-23メキシコ戦(2-1)から先発6人を入れ替えて臨んだところ、前半10分に先制PKを献上。相手MFポデンセに決められ、1点ビハインドで前半を折り返した。

 後半、チャンスがありながら生かせない展開が続いたが、31分に追いつく。MF原川力(22=川崎F)のミドルシュートがDFのハンドを誘い、PKを獲得。原川が自らゴール左隅に決めて追いついた。相手のクリアボールをダイレクトで狙い、ハンドを誘発した場面について「普段だったらトラップしてから打っていたけど、世界が相手だと判断が早いので、大胆にいこうと思った。プレミアリーグでも、あの場面は直接、打っている」と、PK前のシュートを評価した。

 試合の先発メンバーと交代は以下の通り。

 【GK】杉本大地(徳島)→後半0分、牲川歩見(鳥栖)

 【DF】亀川諒史(福岡)→後半0分、小泉慶(新潟)奈良竜樹(川崎F)岩波拓也(神戸)中谷進之介(柏)

 【MF】原川力(川崎F)秋野央樹(柏)南野拓実(ザルツブルク)→後半0分、豊川雄太(岡山)中島翔哉(東京)

 【FW】金森健志(福岡)→後半17分、鎌田大地(鳥栖)オナイウ阿道(千葉)→後半24分、植田直通(鹿島)

 初招集のDFファンウェルメスケルケン際(ドルトレヒト)は左の内転筋を痛め、3日前のU-23メキシコ戦にフル出場したGK中村航輔(柏)とFW久保裕也(ヤングボーイズ)は左ふくらはぎに違和感があったため欠場した。