U-16(16歳以下)日本代表世代が、W杯で勝つために世界へ修行に出る。残り1年を切ったU-17W杯(17年8月開幕、インド)出場権を2大会ぶりに獲得した同代表が1日、インドから成田空港に帰国した。準決勝でフィジカル勝負に出てきたイラクに2-4で敗れ、タイトルを逃し課題は浮き彫りになった。そこで日本協会関係者によると、今年12月に南米のチリで行われる招待大会に出場することが決まった。

 そこでは開催国のチリのほか、コロンビアやペルー、エクアドルといった代表6チームと2クラブが出場し、同世代がしのぎを削るという。また、年明けの17年には欧州やアフリカへの遠征も敢行するプランがある。W杯で同組になる可能性がある3大陸に行き、それぞれが持つ特徴を肌で感じ、世界基準を知る。限られた時間でレベルアップをはかっていく。

 今大会4得点の同代表FW久保建英(15=東京U-18)も「自分も相手の脅威になる選手になりたい」と再認識。さらなる飛躍を遂げるため、大陸行脚の修行に出る。