U-20(20歳以下)日本代表が29日、ドイツ遠征を終え羽田空港に帰国した。5月開幕のU-20W杯韓国大会前に欧州で練習試合を4試合積んだ。エース候補のFW岩崎悠人(18=京都)は「1週間で4試合はきつかった。でも集中力を持ってやれていた」と手応えを得たようだった。

 今回の遠征では元日本代表FW大黒に教わったことを実践した。所属する京都での大先輩からDFの裏への抜け出し方を助言してもらっていた。「オグリさん(大黒)に教わったことが生きた。自分は今まで真っすぐに抜け出していた。それをタイミングを見計らってUの字で走ることを教えてもらった。緩急をつけて走ることで相手の隙を突ける」。結果、出場3戦で2得点。エース候補として堂々の数字を残した。

 本大会開幕まで約2カ月。飛び級でU-20代表入りしている15歳のFW久保(東京ユース)に対してライバル心もある。「負けたくない気持ちはもちろんある。でも、一緒にやっていて楽しいのが一番。自分がチームを引っ張る気持ちで頑張りたい」と、力強く話した。