高倉なでしこが国内初戦を快勝で飾った。

 昨年4月に就任した高倉麻子監督(48)が指揮するサッカー女子日本代表が、女子コスタリカ代表を3-0で下した。

 前半23分、3月のアルガルベ杯で4戦4発と好調のFW横山久美(23=長野)の20メートルミドル弾で先制すると、後半はフレッシュな戦力が躍動した。後半29分には、熊本出身で初招集のFW上野真実(20=愛媛)のクロスにFW田中美南(22=日テレ)が左足で合わせ追加点。同37分には田中のクロスをFW籾木結花が右足で合わせ、自身の21歳の誕生日を祝うゴールを決めた。

 快勝にも、高倉監督は「後半は緊張もとれて良い連動の中で、良い形がとれた。攻撃も守備も思っていたような形にはならなかったが、勝つことが出来たので、それは1つの成果ととらえたい。攻守ともまだまだやらなきゃいけない」と課題を掲げながら振り返った。