U-20(20歳以下)日本代表内山篤監督(57)が20日、U-20W杯の初戦となる南アフリカ戦(21日)に向けて、試合会場の水原W杯スタジアムで公式会見に臨んだ。

 内山監督はリラックスした表情で「1次リーグを突破して上を目指していきたい」と抱負を語った。会見に同席した坂井大将主将(20=大分)も「初戦の南ア戦をものにして1次リーグを突破できれば。失う物は何もないのでチャレンジャー精神を持ってやっていきたい」と力強かった。

 5大会10年ぶりの出場で初めてアジア王者として臨む。1次リーグは南アフリカ(アフリカ4位)、ウルグアイ(南米1位)、イタリア(欧州2位)と強豪ぞろい。指揮官は「(3カ国は)異なったスタイル。相手に対応しながら自分たちのいいところを出せるかどうか。組織力、チーム力が出てくればいい」。東京五輪世代にとっては初めての世界大会。内山監督は大きな舞台に「この年代にとっては成長していける大会。そういう部分でどんどんトライしていきたい」と、まずは初戦での勝利を目指す。