日本は29日、勝てば6大会連続出場が決まるW杯アジア最終予選のオーストラリア戦(31日、埼玉)に向けて会場で非公開で調整した。

<ハリル監督の現状>

 ハリルホジッチ監督はオーストラリア戦に引き分け以下で、解任される可能性がある。日本協会関係者が「オーストラリア戦に負けた場合、今の体制でサウジとのアウェーに向かうことは考えにくい。引き分けても試合内容によっては監督更迭があるかも」と発言しているもの。日本は最終予選B組首位でW杯本大会に王手をかけているが、指揮官の就任から2年半がたっても、安定した戦いをみせていない現実もある。交代に踏み切った場合、手倉森コーチを9月5日のサウジアラビア戦で監督代行に立てるか、固辞した場合は、西野技術委員長が代行の候補になりそうだ。

 同委員長は7月に「オーストラリア戦までは協会挙げて全力でバックアップしよう」と、各技術委員に伝えている。