ロシアに行きたきゃ休みはなしだ-。6大会連続のW杯出場を決めた日本代表が、12月のJリーグ終了後、休む間もなく合宿を開始する見込みとなった。25日、東京・JFAハウスで男女のA代表が出場する12月の東アジアE-1選手権(旧東アジア杯)の会見が開かれ、国内組で臨む男子のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)は「1週間の準備期間をもらっている」と発言。初戦は12月9日。逆算するとJ1最終節翌日の同3日には活動開始となる。

 12月5日にはJリーグの年間表彰式、Jリーグアウォーズもあるが、指揮官は国内組のふるい落としに早くも本気モード。「W杯本大会に残るであろう選手の見極め。国内の選手には、本当に頑張って欲しい。私を信頼してくれ、ボクを見てくれという状況でじゃないと(本大会では)選ばない」とあおった。

 東アジア杯経由本大会行きの実績はある。13年には森重、山口、大迫ら計13人が国際Aマッチデビューを飾り、うち6人が翌年のW杯ブラジル大会メンバー入り。実質的な国内組の最終アピール機会。ハリルホジッチ監督が率いた前回15年は1勝もできず最下位。それだけに「まず勝つこと。そして最後に残るであろう選手の見極め」と二兎(にと)を追う。