日本代表MF中島翔哉(24)が前半39分に、正確な右足のFKで、DF酒井宏樹のゴールをアシストした。10番は、これで10月のウルグアイ戦(埼玉)に続く、2試合連続アシスト。しっかり結果を出した。

中盤で攻撃の核となり、鋭いドリブルとターンで、これまで通りの存在感を示す。連係も磨かれつつある。

同じ中盤のMF南野拓実や堂安律ら2列目の選手との連係について「ピッチ内でもコミュニケーションが取れていますし、回数を重ねるごとによくなっている感じはあります」と手応えを口にしていた。

ウルグアイ戦では得意のドリブルで何度も相手DFを翻弄(ほんろう)し、同じ左サイドでコンビを組んだDF長友佑都から“ドリブルおばけ”と称された。

それでも向上心は尽きない。中島はウルグアイ戦について報道陣に聞かれ「チームとしてはすごくいい戦いができた」と振り返る一方「個人的にはそこまでいいプレーができたとは思っていない。もっといいプレーができたし、細かいところまでそう思っている」と反省も口にしていた。

167センチの小さな体でトリッキーにボールを扱う姿で大分に集まったサポーターにもアピール。

「サッカーはスポーツなので楽しむものだと思う。そこを大事にしていきたい」。いつも口にするのはサッカーを“楽しむ”こと。その延長線上で結果を求めてピッチで躍動した。