韓国に敗れた日本はベスト16で姿を消した。10番で主将のMF斉藤未月(20=湘南)は「悔しいですね。本当に悔しいです」と繰り返した。

前半は圧倒的に試合を支配しながらも、ゴール前での決定機をほとんど作れなかった。これもエースFW田川亨介(20=東京)とMF斉藤光毅(17=横浜FC)が負傷離脱した影響か。2人の思いを背負い戦った斉藤未は「サッカーはゴールを決めるスポーツなので、ゴールを取れなかった自分たちが負けて、ゴールを取った韓国が勝った、それだけ」と潔く負けを認めた。

後半はVAR判定でのゴール取り消しやFW宮代のポスト直撃シュートなど、熱い試合を展開した。インタビューに答える表情は、持てる全てを出し切ったからか、すがすがしくもあった。「チームみんな勇敢に戦ってくれて、だからこそ数多くのチャンスが作れたし、どっちが勝つか分からないゲームができた。大会は終わってしまったけど、ここで得られたものは本当に大きい。次のサッカー人生につなげたい」と前を向いた。