日本サッカー協会の小野剛技術委員長は23日、2012年ロンドン五輪の男子日本代表監督について、A代表監督が兼任する方針を示した。日本代表が10年W杯に出場した場合、W杯後に就任するA代表の新監督が五輪まで監督を兼任する。

 1次リーグ3連敗に終わった北京五輪を検証した結果、小野技術委員長は「五輪代表の半分がA代表に重なっているぐらいでないと苦しい」と分析。A代表と垣根を設けない強化体制が必要との結論になった。

 ロンドン五輪を目指すU-21(21歳以下)日本代表は、10年アジア大会(中国・広州)をめどに発足する。それまでのこの世代の強化は、基本的に岡田現日本代表監督がA代表予備軍という位置付けで担当する。