U-17女子W杯で日本を準優勝に導いた吉田弘監督(52)は28日、帰国した成田空港で「優勝できなくて悔しいけれど、考えようによっては良かったかもしれない」と話した。チームの目標は、いかに多くの人材をトップのなでしこジャパンに送るか。「この悔しさを胸に、W杯や五輪で世界一を目指してほしい」と選手たちが大舞台で活躍することを願って言った。2年前の大会では大会MVPに輝いた岩渕真奈(17)を擁しながら準々決勝でイングランドにPK戦負け。今回はそれを大きく上回る成績を残したが「また同じPK戦でやられちゃった」と苦笑いで話していた。