日本代表は15日午後4時(日本時間同)から北朝鮮の首都、平壌の金日成競技場でW杯ブラジル大会アジア3次予選第5戦となる北朝鮮戦を行う。

 日本のフル代表が平壌で試合を行うのは、22年ぶり。14日に選手たちが平壌国際空港に到着した際は、厳重な検査で入国に約4時間を要するなど、厳しい日朝関係を反映して緊張感の中での試合となる。

 平壌は肌寒いものの、晴天に恵まれた。午前9時すぎから、公式ツアーに参加した日本人サポーターらが団体で次々と市内見学に出発。朝鮮労働党創建記念塔のガイドの女性(37)は「われわれの国でやるのに負けるはずがない。必ず勝つ」と語った。日本戦への市民の関心は高く、約5万人収容の競技場は北朝鮮への応援で埋め尽くされそうだ。

 日本は3次予選で3勝1分けの勝ち点10で、既に最終予選進出が確定。北朝鮮は1勝3敗の同3で敗退が決まっている。