なでしこジャパンが26日、キリンチャレンジ杯(4月1日米国戦、同3日ブラジル戦)に向けて、宮城合宿を開始した。練習は地元の小学生65人を招待して、ミニゲームなどの交流会でスタート。今回初招集となったMF上辻佑実(24=仙台)は「宮城に来て初めて被災地の子どもたちとの触れ合いもあったのでよかった。せっかく仙台で試合をするので出たい」と初出場への意欲を見せた。その後は体力測定など約1時間軽めのメニュー。パスゲームに選手と一緒に参加した佐々木則夫監督(53)は「寒かったので温めてもらおうと思った。1日はW杯の決勝で戦った米国が相手。勝って被災地の皆さんを感動してもらえるような戦いをしたい」。時折雪が舞う中でも、熱く勝利を誓った。