<国際親善試合・キリン杯:日本4-0チリ>◇27日◇長居

 チリの知将もお手上げの完敗だった。試合後、ビエルサ監督は低い声で、目の前の机の一点を見つめ、気持ちを落ち着かせながら切り出した。「今日は大変苦労した。日本はボールを回すのが素早く、我々はインターセプトができなかった。日本はチャンスを生かして得点した。もし我々も日本と同じくらいチャンスを生かしていれば同点に終わっていた。だが、今日は日本の方が力は上でした」。08年1月の対戦では迫力ある前線からのプレスで日本代表に何もさせず0-0に終わらせていたが、この日は力の差を認めざるを得なかった。