元日本代表MF前園真聖(35=ZONO

 SOCCER

 SCHOOL)が、11月のビーチサッカーW杯(ドバイ)に向けて本格始動した。14日、都内で始まったビーチサッカー日本代表候補の合宿に参加。紅白戦で得点をアシストするなど、キレのある動きを見せた。ラモス瑠偉監督に招待された8月の合宿とは違い、今回は代表候補に選出されての参加。11月のW杯出場へ強い意欲を見せた。

 慣れない砂の上で、前園が華麗なパスを出した。ポストプレーで、浮かせたボールを出して得点をアシスト。存在感をアピールした。8月のキャンプは招待されて1日参加しただけだが、今回は代表候補に入っての正式参加。他の19選手と12人の代表の座を争う立場になった。他のメンバーとコミュニケーションを図りながら、真剣に約2時間半の練習をこなした。

 本気でW杯を狙っている。前園は「W杯?

 出たいですねえ。出たことがありませんからね。W杯期間のスケジュールも空けてありますから」。前回のキャンプに参加し、ビーチサッカーの魅力を感じた。以来、週に1、2度は自主的に砂浜で練習を重ねてきた。「他の選手に比べてビーチの経験が少ないし、砂の感覚に慣れないといけませんから」。ビデオやインターネットを使い、ビーチ上のプレーの研究も重ねてきた。

 ラモス監督も、まったくゲスト扱いはしなかった。「やっぱり体の入れ方とか、うまいね」と感心しつつも、代表入りについては「今後のゾノ次第」と語った。「来月上旬に計画している欧州遠征にも参加する必要があるし、その後も週に2、3度は砂の上で練習を続けなければいけない」。ただ「プレッシャーに強い選手だし、いてくれれば大きい。やってほしい」と期待を寄せていた。

 砂に対する慣れは必要だが、前園は「やることはサッカーに変わりはない」という自信もある。11月16日から22日まで行われる本大会の前、同6日から10日まで同じドバイでアジア予選が行われる見込み。「滑り込みでもいいから最後まで残りたい」。夢のW杯へ、本気の挑戦が始まった。【飯島智則】