日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(57)が5日、自宅のあるイタリア・チェゼナティコ市から、アジア杯優勝で街の名を世界に広めたとして特別表彰された。

 その席で大相撲の八百長問題に困惑の表情を見せた。表彰式に集まった約100人に日本人の勤勉性や団結力を説いた直後に、角界のスキャンダルについて聞かれ「それは驚きだ」と話した。「私はまだ、相撲を見に行ったことはない。私がいる時にはやっていなかったのでは?

 ぜひ、行ってみたい」と観戦を熱望した。3月のJリーグ開幕までには来日予定で、開催されれば春場所の時期に合うが、八百長問題究明に時間がかかり、5月の夏場所の開催すら疑問視される状態。アジアを制した指揮官が、土俵での真剣勝負を見るのは、まだ先になりそうだ。