5日にロンドン五輪アジア最終予選シリア戦を控えるU-23(23歳以下)日本代表を、ケガで離脱したMF清武弘嗣(22=C大阪)の代役はMF東慶悟(21=大宮)となることが濃厚だ。大分ユース時代には1年間一緒にプレー。グアム合宿の宿舎集合にも同じタクシーで現れるなど仲が良く、東は兄貴分として慕う清武の思いも胸に、チームをシリア戦勝利へと導く。

 「全員で来られるのがベストだったが、本人が一番つらいと思うし、残念だけど、(清武)弘嗣くんの分まで全員で力を合わせて勝つことが大事」

 カタール合宿中は同部屋だっただけに、清武の気持ちも十分に理解している。「一緒にいて残念がっていたし、痛がっていた。勝つことが大事だし、いい報告ができれば」と、前を向いた。

 シリア戦は昨年11月の対戦でもフル出場しており、恐れはない。「中東とはいろんなチームとやってきているし、慣れている。いい準備はできているし、守る時は全員で守り、攻める時は全員で攻めたい」と、フォア・ザ・チームに徹し、右サイドからチャンスを作る。