【シンガポール18日=福岡吉央】22日にロンドン五輪アジア最終予選マレーシア戦(アウェー)を控えるU-23(23歳以下)日本代表のシンガポール合宿がスタートした。チームはアルビレックス新潟シンガポールから、同じSリーグに今年から参戦しているU-23マレーシア代表の最新映像を入手。昨年9月の対戦時とメンバーはあまり変わっておらず、関塚ジャパンは組織力と高さを生かした攻撃で、大量得点を狙う。

 関塚ジャパンが最新映像でマレーシアを丸裸にし、精度の高いパスと高さを武器に、ゴール量産にメドが立った。C組トップ通過へ、大量得点が必須のU-23代表に、快く情報を提供したのは地元Sリーグに参戦するアルビレックス新潟シンガポールだった。

 実は、U-23マレーシア代表は今年からSリーグに「ハリマウ・ムダ」のチーム名で参戦中だった。関塚ジャパンは、ハリマウ・ムダの直前の試合となった2月9日の開幕戦、ゴンバック・ユナイテッド戦(2-0で勝利)の試合映像を入手した。

 アルビレックス関係者によると、ハリマウ・ムダは昨年9月の対戦時と同じく、キム・スウィー・オン氏が監督で4-4-2のシステムを採用。昨年9月の来日メンバーのうち、9人がゴンバック・ユナイテッド戦に出場しており、メンバーも大幅な変更はない模様だ。MFワン・ザックら両サイドMFの速さを生かし、ショートパスをつないでサイドから崩すのが特徴。

 関係者は「マレーシアは90分間走り切る、高校サッカーのようなサッカーをする。組織力は日本のほうが上。DF陣は個人での勝負を挑んでくるが、組織力では劣る。身長も日本より低いのでセットプレーでは有利」と明かした。

 攻撃時にはショートコーナーなどのクイックプレーを多用するといい、警戒が必要だが、逆に守備時には連係ミスでDFラインにほころびが出ることも。センターバック以外は160~170センチ台の選手ばかりで平均身長も低く、U-23日本代表はFW大迫、杉本の高さやFW永井、大津のスピードを生かした攻撃で相手に揺さぶりをかけることが重要。早い時間帯で点差をつけ、相手の反撃意欲をそぎ、得点を重ねることができるか、さらに詳細な分析を重ねる必要がある。

 ◆五輪出場への条件

 アジア最終予選各組1位が出場権を獲得。各組2位の3チームはアジア第4代表を決めるアジアプレーオフ(ベトナム)に進み、セントラル方式のリーグ戦を実施。首位のチームがアフリカ第4代表セネガルと英国で大陸間プレーオフを行い、その勝者が出場権を得る。