日本協会は3日、W杯ブラジル大会に臨む日本代表のメンバー発表を5月12日に都内のホテルで行うことを発表した。当初は5月上旬で調整されていたが、日程面に加え海外組、国内組ともにギリギリまで状態を確認することを優先したため、この日となった。

 日本協会の原博実専務理事(55)は「リーグ戦最終節が5月10~11日にある海外組もある。状態を見るという意味もある」と説明。海外組が多数プレーするブンデスリーガが10日、FW香川(マンチェスターU)らのプレミアリーグは11日に最終節。さらに、国内組もJ1第13節が10日、J2第13節が11日に行われるだけに、5月12日を発表日にして候補選手の動きを確認する。

 Jリーグやアジア・チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦が続く過密日程の中、試合との重複を回避。国際サッカー連盟(FIFA)がW杯出場登録メンバー30人を発表する5月13日に先んずる狙いもある。原専務理事は「前回のように(最終登録の)23人を発表するのがいいんだろうけど、23人にするか(大枠の)30人にするか考えたい。監督が読み上げる?

 相談します」と話した。4年に1度の運命の時が、5月12日午後2時に訪れる。