U-21(21歳以下)日本代表が、来年3月のリオデジャネイロ五輪アジア1次予選の直前合宿をシンガポールで行うプランが浮上した。19日、日本協会関係者が明かした。早ければ来季のJ1第1ステージ第2節(3月14日予定)後の16日にも集合し、開催地マレーシアの隣国に向けて飛ぶ。27日の初戦(対マカオ)からスタートダッシュを切るべく暑熱対策を仕上げる。

 シンガポールの3月の平均最高気温は32度(クアラルンプールは33度)、平均湿度は84%(同79%)と最適。移動もしやすい。1次予選の会場は未定だが、クアラルンプールまではバスで約5時間。飛行機移動の煩雑な作業がなく、メリットがある。

 A代表が今年10月にブラジル戦を行い、U-21代表も来年2月11~15日にシンガポールへ遠征。協会も環境面を熟知している。マレーシアには開幕直前に入る予定。ほかの近隣国も候補に残しつつ、シンガポールを最有力に調整している。