リオデジャネイロ五輪アジア最終予選に臨むG大阪のU-23(23歳以下)日本代表MF井手口陽介(19)が、大物ぶりを発揮する。井手口は「代表でも頑張りたい。行くからには試合に出て貢献したい」と意気込んだ。

 19歳の最年少で選出。G大阪ユースに所属していた高3時に飛び級でトップ昇格し、プロ2年目を迎えた今季は、長谷川健太監督(50)を「今年一番成長した」とうならせるほどだった。期待の若手ボランチは最終予選について「6大会連続出場とかあまり考えすぎてもよくない」と冷静。G大阪の同僚MF遠藤保仁(35)も「(井手口は)少しずつ公式戦も出場時間も増やしている。楽しみな選手」と期待していた。

 井手口には、大きな野望がある。G大阪には元日本代表の遠藤とMF今野泰幸がダブルボランチに君臨。井手口がレギュラーに名を連ねるには2人を脅かす存在にならなければいけない。しかし「ガンバでレギュラーを取って試合に出続けられたら、U-23代表だけじゃなくてA代表も見えてくる」と堂々と話した。まずは、U-23代表として、日本を6大会連続の五輪出場へ導き、さらなる挑戦を続ける。