G大阪MF遠藤保仁(28)が浦和DF闘莉王の先発を歓迎した。20日は非公開で調整。第1戦で途中出場だった闘莉王の先発が確実だが「(闘莉王を加えたDFラインは)必ずしもバランスがいいとは限らない。そこを突けたらいい」と歓迎した。最終ラインからの闘莉王の攻撃参加は脅威だが、攻め上がってきた穴を突いてゴールを狙う。

 この日は左太ももの張りを考慮され、一部別調整だったが「気にすることじゃない」。今季得点を決めた公式戦は日本代表も含めて6勝3分けの「不敗神話」を誇る。5月17日のリーグ浦和戦でも決勝点を決め、3-2の勝利に導いた。その再現を狙う。会場の埼玉では15日のW杯アジア最終予選ウズベキスタン戦にフル出場し、「やりやすかった」。22ミリと短い芝で球足は速くなる。「次もナイターだから(夜露で)少し芝がぬれてるかもしれない。パスはつながりやすい」と予測した。素早いパス交換で、闘莉王の穴を突く-。【北村泰彦】