ノリにノっているG大阪FW宇佐美貴史(22)が、J1史上7人目の快挙へ挑戦する。現在2戦連続2得点中のエースは、今日18日のアウェー湘南戦で2得点以上決めると、05年のアラウージョ(G大阪)以来の3試合連続複数得点記録を達成。日本人に限れば、98年の中山雅史(磐田)の4試合、03年の大久保嘉人(C大阪)の3試合に次いで史上3人目の快記録だ。

 17日は、晴天の大阪・吹田市内で約1時間非公開の調整を行った。湘南とは5年ぶりの対戦で、長谷川健太監督も「あまりイメージがない」と話すが「貴史がいい状態にある」と期待を寄せる。宇佐美自身も、先月22日の甲府戦から続く3試合連続ゴールに「毎試合取れればいいし、記録の終わりが来なければいい」と、意気込んだ。

 揺るがない気持ちが、ゴールへと向かわせる。今季序盤は途中交代が多く90分ピッチに立てなかった。その悔しさから、試合終盤での結果にこだわり、12日の清水戦では後半35分に決勝弾。指揮官は「今のプレーを維持して欲しい。代えづらい選手になっていく」。5戦6発と得点ランク首位の勢いそのまま、乗ってるエースが湘南の地で暴れ回る。【小杉舞】