26日に柏とアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦第2戦を戦う水原(韓国)の北朝鮮代表FW鄭大世(31)が“釈明”した。

 鄭は2-1で勝利したACL1次リーグ浦和戦(4月21日、埼玉)後、「球際で強くいけば日本は何もできない、という指示が監督から出る」と、日本のクラブに対して挑発的ともとれる発言をしていた。

 鄭は25日、柏戦の前日練習に参加。発言の真意について「あの試合に関してはレッズが球際で負けていたから。あの試合について言ったつもり。それがJリーグ全体という言い方をしてしまって、『これはJリーグを刺激してしまったかな。柏戦はやりにくいな』と思った」と説明。

 その上で「球際とか体を当てる部分はKリーグの方が勝っている印象はありますけど、それ以外の部分でJリーグが劣っている部分はない。環境とか規模、情熱、関心とか。ああいう風に挑発的なことを言ってしまったけど、Jリーグ勢に対してリスペクトしている」と話した。

 柏については「柏はまた浦和とは特色がちがう。柏はもっと僕らのことを研究していて、戦術的に僕らを上回っている。僕らの良さを消すのをよく研究している」と警戒した。