4位浮上にもブレない。J2札幌のバルバリッチ監督(53)が15日、プレーオフ導入後、クラブ最高となる4位浮上に「順位表を見て一喜一憂する必要はない。常に目の前の1戦に集中することが大事」と持論を展開した。就任当初から、先を見据えた星勘定を嫌ってきた指揮官。順位だけでなく、5戦負けなしと内容も安定してきたが、変わらず「一戦必勝主義」を貫いていく。

 岐阜戦完封勝利も、さらなるチーム内競争をあおり、底上げを図る。「前の試合や先の試合は重要ではない。1試合いいプレーをしたから次も出られるとは限らない。勝つために確率の高い選手を使う」。21日の次節北九州戦(札幌ドーム)に勝てば、さらに3位浮上の可能性もある。状態のいいメンバーと、万全な分析をベースに、5月3日磐田戦以来、ホーム49日ぶりの勝利につなげる。