清水は4日、清水三保グラウンドで、明大と練習試合(45分×4本)を行い、4-2で勝利した。主力組が出場した1、2本目はPKで先制点を許すも、1本目の25分にFW金子翔太(20)がヘディングで同点弾。2本目の28分にはMF高木善朗(22)が勝ち越しゴールを挙げた。

 金子はチーム2点目もアシストし、2得点に絡む活躍で勝利に貢献。11日に開幕する第2ステージ(S)に向けて猛アピールし「ゴールに向かう姿勢は見せられたけれど、ミスもあった」と反省を口にした。1日から行った3日間の御殿場キャンプでは守備の意思統一を図り、チームとしての決まり事を入念に確認。しかし、理想とする守備はできず、攻撃も手詰まりになる場面が少なくなかった。

 大榎克己監督(50)は「言ってすぐできたら苦労はしない。前と後ろで食い違っていたところがあるので修正は必要」と振り返った。グラウンドには第2Sでの巻き返しを期待するサポーターが横断幕を掲示し、選手を後押しした。第2S開幕まで残り1週間。金子は「ホームなのでしっかり勝ってセカンドステージを戦っていきたい」と表情を引き締めた。【神谷亮磨】