清水GK櫛引政敏(22)が完封で開幕勝利に導く。チームは6日、第2ステージ(S)開幕戦(11日)に備えて、1日のオフを挟み練習を再開。発熱で4日の練習試合を欠場した櫛引は復調をアピールした。一時は39度以上の熱があったというが「1日寝ただけで治りましたよ」と、驚異の回復力を見せてこの日はフルメニューを消化。次戦の先発出場に向けて万全を強調した。

 1日にはU-22日本代表としてコスタリカとの親善試合にフル出場。前半にはビッグセーブを見せるなど、終始安定したプレーで2-0の完封勝利に貢献した。清水はリーグ中断期間に守備の決まり事をより明確にしたことで、選手間での意思統一が図れたという。

 櫛引は今季9試合に出場し、無失点はわずかに1試合。第2S開幕戦で対戦する神戸には今季公式戦で2戦2勝と相性がいいだけに「悪いイメージはない。代表でゼロに抑えたことはいい兆しになる。いい結果を残したい」と意気込んだ。【神谷亮磨】