J2磐田はホームでC大阪に競り負けた。今季2度目の連敗。2位はキープも3位C大阪との勝ち点差は3に縮まった。

 「ここから始まる磐田の反撃-」。サポーターの声援は鳴り響いたが、1点が遠かった。試合開始直後、左サイドを崩されて失点を許す。その後は圧倒的に攻撃を仕掛けるも、枠内シュートが少なく決定的チャンスを作れなかった。名波浩監督(42)は後半開始からMF川辺駿(19)を投入。さらにMF小林祐希(23)を入れ、打開を図った。後半ロスタイムのCKの際には、GKカミンスキー(24)もゴール前に上げたが、得点には結びつかず。今季最多となる1万2868人のサポーターに、勝利を届けられなかった。

 名波監督は試合後、選手らへ「尻に火がついた方が、お前らはやれるんじゃないか」と伝えたという。首位大宮との勝ち点差は14に広がり、3位C大阪とは3差。1敗で入れ替わる可能性があるが、DF桜内渚(25)は「危機感を持ってやらないといけない。そういう気持ちが全選手に出たと思う」と前向きに話した。J1昇格へ、負けられない試合が続く。【保坂恭子】