好調のチーム状況を維持できず横浜に完敗した。

 前半は名古屋のペースでボールを保持し攻めたが、徐々にリズムを相手に握られた。

 前半に2本のミドルシュートを決められ、後半に5試合連続ゴールしているFW川又を投入するもノーゴール。相手の勢いを止められずに3点目を許した。第2ステージ初めての完封負けとなった。

 西野朗監督(60)は「今日は追いかける展開で、中断前の粘り強く戦えたゲームとは違っていた。流れを変える1点が取れなかったことが、相手の3点目につながったと思う」と悔しそうな表情を見せた。

 またこの試合で現役高校生JリーガーのFW杉森考起(18)が後半40分から出場しリーグ戦デビュー。短い時間だったがドリブルで敵陣に切り込むなど、才能の高さを示した。

 杉森は「やっと出場できたという感じです。デビューまでは長く感じました」とホッとした様子。「長い時間試合に出て、終盤でもやっていけるように、練習から頑張っていきます」とさらなるステップアップへ気を引き締めていた。