川崎FのエースFW大久保嘉人(33)が開始15秒弾で今季15点目を挙げるも空砲に終わった。「点が取れるFW」を求める日本代表ハリルホジッチ監督が見守る中、FW杉本のパスを左足でネットに突き刺し、代表に足りない「決定力」のお手本を見せつけた。だが、前半11分にDFとGKの連係ミスから追い付かれると、後半31分にカウンターから失点し逆転負け。大久保は「失点の仕方が悪いし、攻撃もずる賢さが足りない。守備している方が長く感じる。負け方が悪い」と悔しさをにじませた。

 今月上旬から右足親指の皮膚に激しい痛みが出て、9月1日には手術を受ける予定。この日は痛みがでなかったといい「奇跡の回復。このままよければ、手術は避けたい。明日、様子を見たい」と復調をアピールした。27日には、W杯アジア2次予選の日本代表の発表が控えるが「全然考えてないです」とさらりと話した。