札幌は大分に敗れ、2連敗を喫した。残り4試合でプレーオフ圏(PO)6位とは勝ち点9差となり、次節にもPO進出が消滅する。残留争い中の21位に敗れ四方田修平監督(42)は「非常に痛い。だが可能性ある限り全力を尽くしてやっていきたい」と前を見据えた。

 0-1の後半23分、指揮官はボランチ深井に代えMF荒野を投入。宮沢のワンボランチに小野、荒野の2人をトップ下に上げるオプション布陣に切り替えた直後、相手シュートが味方の足に当たり、ふわりとGK金山の頭を越え2点目を献上した。不運な失点が響き、痛恨の黒星を喫した。

 残り4戦全勝でも勝ち点60止まりで、5位以下が確定。5、6位は混戦も、札幌が次節千葉戦に敗れ、同節6位チーム(東京V、長崎の結果次第)が勝ち点58以上になれば、クラブ最速3試合残しでのPO消滅が決まる。また、ドローでも終戦の可能性があり、絶体絶命のピンチに立たされた。