柏が延長戦の末に2-1で甲府を破り、優勝した12年度大会以来、3年ぶりとなる8強進出を果たした。

 後半8分にエース工藤壮人(25)がMF大谷秀和主将(31)からのパスを受け、右足で先制ゴール。その後、追いつかれて延長戦に突入したが、PK戦目前の延長後半15分にFWクリスティアーノ(28)が決勝ゴールを蹴り込んだ。

 柏は吉田達磨監督(41)の今季限りでの退任が決定済み。甲府から期限付き移籍中のクリスティアーノもチームを去る。DF鈴木大輔(25)はスペイン1部Rバリェカノへの移籍が濃厚だ。

 今のメンバーで戦えるのはあとわずかだが、勝ち進めば、最長で来年元日の決勝戦まで同じ選手でサッカーができる。工藤は「チームが1つになって、クリスが決めた時もベンチのメンバーを含めてあれだけ大喜びして、お祭り騒ぎのようになった。監督のためにも、しっかりと1試合、1試合勝って、みんなで元日に優勝したい」と意気込んだ。