四国リーグのFC今治(愛媛)を今季限りで退団するサッカー元日本代表DF市川大祐(35)が1日、現役続行に意欲を示した。

 10年まで在籍した清水の三保グラウンドを約5年ぶりに訪れ、斉藤俊秀オフィサー(42)らとともに、約1時間半の自主トレーニングを行った後、「(現役を続ける)方向性で考えている」と明言した。

 今年7月、元日本代表監督の岡田武史氏(59)がオーナーを務めるFC今治に加入した。しかし、リーグ戦出場は1試合のみで、契約満了に伴う退団が決まった。チームも地域リーグ決勝大会で敗れ、来季のJFL昇格を果たせなかった。

 それでも、練習試合では2日連続フル出場を果たすなど、昨年に手術した右ひざも快方に向かっているという。「まだできると思ったし、自信になった。観客が少ない試合でも熱くなる感覚は、どのリーグでも変わらなかった。来年のことはこれから考えたい」。

 今後もリハビリを兼ねた自主トレを続け、オファーを待つ。【神谷亮磨】