J2C大阪のチーム統括部に所属する元日本代表森島寛晃氏(43)が12日、大体大の「キャリアフェスタ」で1年生600人強を対象に講演を行った。

 参加者は教育学部と体育学部全員で、学生は約1時間の講演を熱心に聞き入った。現役時代の体験談を軸に、夢を持つ大切さを伝えた森島氏は「目指すものが大きいものではなくても、そこに向けてやっていくのが大事。思っているだけではダメ」と行動の重要性を伝えた。

 森島氏はサッカー教室などで、以前から大体大に足を運んでいる。学生については「すごくパワーを感じる。ピリッとしていて、元気がいい。僕も今回学生さんと会ったことで、何か今後につながるかもしれない」と充実した表情で振り返った。

 C大阪には今季、大体大からFW沢上竜二(22)が加入。宮崎キャンプでプレーを視察し「面白いなと思った。印象はいいので、ここからいかに結果を出すか。(メンバー入りの)土俵には乗っている」と卒業生の活躍にも期待を込めた。

 大体大のキャリアフェスタは12年に始まり、今回が5回目。来年の目標や卒業後の目標を考えることを目的に、1年生は森島氏の講演を受講した。2年生は若手OB、OGの経験談を聞き、将来の進路について考える貴重な機会となった。