札幌の四方田修平監督(42)が2日、6日の次節岐阜戦(長良川)に向けカツを入れた。2月28日の開幕東京V戦は、消極的な内容で0-1と敗戦。オフ明け初日の練習前ミーティングでは選手に「反骨心を持ち、こんなんで終われるか、という気持ちを持ってやろう」と士気を高めた。

 熱いメッセージに、選手も反応した。紅白戦ではDF永坂がMFジュリーニョと接触し声を荒らげ、その後も体を激しくぶつけてボールを奪い合うなど、一気に緊迫感が増した。四方田監督は「みんなから、やってやろうという意識を感じた」と振り返った。

 開幕戦について指揮官は「体は重くなかったし、精神面も準備できていた。ただ、自滅したくないという思いがロングボールを多くさせたのかも」と分析した。合宿で積み上げたものを恐れずに披露し、2戦目からの巻き返しにつなげる。