2位鹿島がホームで9位柏に完敗し、3位に後退した。

 前半ロスタイム2分にFW土居聖真(23)がペナルティーエリアで倒されたが、PKの笛は鳴らず。そこからのカウンターで先制点を献上すると、後半18分にも守備を破られて、今季8戦目で初の複数失点とホーム初黒星を喫した。

 日本代表FW金崎夢生(27)を累積警告による出場停止で欠いた攻撃陣は、土居とFW赤崎秀平(24)が2トップを組んだが、チームとして5試合ぶりの無得点。FW鈴木優磨(19)MF永木亮太(27)MF中村充孝(25)を立て続けに投入したものの、最後までゴールを割り切れず、枠内シュートは後半の土居の1本にとどまった。

 石井正忠監督(49)は今季2敗目に「(変則3バックで試合に入り)3枚で回してくる相手にどうプレスをかけるか戸惑ったが、途中から対応はできた。前半終了間際のカウンターからの失点が痛い。(PKかどうかの)審判の判断はあったが、そこで自分たちの足が止まったことがいけない」と潔く反省していた。