JFL初の青森ダービーはラインメール青森が1-0でヴァンラーレ八戸を破った。前半36分、青森のMF中村太一(23)が右足でゴール。後半の八戸の反撃を堅い守りで抑えた。今季JFL参入の青森が、3季目の先輩八戸を倒した。

 双方のサポーターなど観客2662人が来場。八戸市の小林眞市長、青森市の鹿内博市長もそれぞれの応援に駆けつけた。前節まで4連敗の青森だが、この日は最初から激しい動きでペースをつかんだ。葛野昌宏監督(40)は「球際の強さ、ハードワーク、走力。うちのスタイルを選手が貫いてくれた」という。

 八戸は昨年第1ステージ優勝など実績も上だが、望月一仁監督(58)は青森について「昇格してきたチームは勢いがある。うちは受け身になった」。葛野監督は「今後もお互いサッカーを通じて青森、八戸を盛り上げたい」と意気盛んだった。【北村宏平】