G大阪がまた勝てなかった。敵地では2連勝中だったが、スコアレスドローに終わった。ACLでは既に1次リーグ敗退が決定していたため、3日の敵地メルボルン・ビクトリー戦で主力を温存。万全の状態で臨んだがゴールをこじ開けることはできなかった。

 シュート6本に終わり、長谷川健太監督(50)は「選手誰かに(ゴールの)当たりが出てこない限り(状況を打破するのは)難しい。前半はいい形を作れましたし、繰り返してやっていくしかない」と、渋い表情。FW宇佐美貴史(24)は「なかなかスムーズにいっていない。もう少し、動くとか基本的なことが増えれば」と、課題点を挙げた。

 この日は、後半の途中からは大黒柱のMF遠藤保仁(36)をボランチからトップ下にポジション変更し、攻撃の活性化を図った。遠藤は「フリーに動いていたけどあまりボールがこなかった。ゼロに抑えたのは前向きに捉えて負けなしを続けたい。置かれている状況を理解しながらやっていきたい」と、諦めない姿勢を見せた。