浦和DF槙野智章(29)がFCソウルからの勝ち星で収穫を得た。

 アジア屈指ともいわれる攻撃陣を無失点に抑え「ボールの出だしを警戒していたし、良さを出させないことは90分間できた」と手応えを口にした。

 1次リーグで日本勢は韓国チームに苦戦していた。「韓国相手にという思いはあったし、日本のチームの印象は『球際でひるんでしまう』というコメントをよく見てた。だからこそ今日は相手がピッチで寝る(倒れている)回数を多くしようといった。局面でバトルしていたし、相手が嫌がるプレーができていた」。

 ただ、勝利の余韻には浸っていない。「しっかり勝つことができたのはよかったけど、90分だと思っていない。180分の中で結果を出すこと。次の方が危険なゲームになる。アドバンテージはあるが、アグレッシブな前への姿勢を持たないと」と気を引き締めた。