磐田から、約2年ぶりに日本代表選手が誕生した。26日、バヒド・ハリルホジッチ監督(64)が率いる日本代表に、MF小林祐希(24)が初選出された。磐田からは、14年6月のW杯ブラジル大会でのDF伊野波雅彦(30)以来の代表メンバーだ。

 練習前、強化部スタッフから吉報が伝えられると、選手たちから拍手が湧き起こった。磐田所属時の代表初招集は、現ドイツ2部カールスルーエのMF山田大記(27)の13年7月、東アジア杯以来。名波浩監督(43)も「磐田にとって大きいニュースで、とてもうれしい」と喜んだ。

 チームにとっても刺激になる。「俺も日本代表に入りたい」と話す選手も複数おり、早速、効果が出ている。元日本代表MF松井大輔(35)は「(磐田の)黄金期には、ほとんどが代表選手だった。チームから代表選手が出ることはいいこと」と歓迎。小林は「チームメートには感謝の気持ちでいっぱい。代表から何かを持って帰ってきたい。1つでも多く恩返しできるように、代表で暴れてきたい」と意気込んでいた。【保坂恭子】