J2山形がアウェーで岐阜に勝利した。これで7試合負けなしとなり暫定14位に浮上。最下位に落ち込んだ時期もあったが、徐々に巻き返してきた。

 前半23分、右サイドでパスを受けたDF山田拓巳が、ペナルティーエリア内で相手に倒されPKを獲得。FWディエゴが落ち着いて決めて、山形が先制した。後半は岐阜に押し込まれる。総シュート数も岐阜の方が上回る苦しい展開も、全員で守りきった。勝利の瞬間にガッツポーズのGK山岸は「途中から渡辺広大がいなくなる状況だったが、よく守りきった。GKの立場として、完封はうれしい」。7試合負けなしのチーム状況に関して、石崎監督は「(最近は)イージーなミスが減って失点も減った」と手応えを口にした。負傷離脱していたFW大黒、MF佐藤もベンチ入り。戦力もベストに近づきつつある。