J2札幌が今日19日、ホーム札幌ドームでの北九州戦で、4戦ぶりの先行逃げ切り勝利を狙う。

 前節長崎戦まで3戦連続で先制点を献上中。首位は守っているが、主将のMF宮沢裕樹(26)は「最近は失点を先に与えているので、まず先に点を取って勝ちにつなげる戦い方をしたい」と、先制パンチからの2連勝を目標に掲げた。

 “ハッスルタイム”の1発で勝負を決める。札幌の通算26点中、最も得点の確率が高い時間帯が前半31分から同終了までの9点。対する北九州の失点が最も多いのが同時間帯で、28点のうち8点を失っている。DF福森は「最初と最後の10分は気が緩む。まずは序盤で失点しないように入ること。そして、終わり時間帯で怒とうの攻撃を仕掛けられれば」とイメージした。

 長崎戦は1点先制されるも逆転勝ち。3戦ぶり白星で辛うじて首位にいるが、先行逃げ切りこそが王者の戦い方だ。四方田監督も「J2は守られると崩すのが難しいから先制点の意味合いが大きい」と言う。5月28日山口戦までの6連勝は、すべて先制点を奪っていた。「確変時間帯」に先手を取る手堅い試合運びに立ち返り再度、連勝街道を踏み出す。【永野高輔】