磐田エースFWジェイ(34)が試合出場に意欲を示した。第2ステージ初戦となるアウェー広島戦(7月2日)に備え、28日に練習を再開。全体練習開始の30分前、グラウンドに姿を現したジェイはボールを準備すると若手とともにパス練習を始めた。

 22日の怠慢な練習態度を契機にベンチを外れた。名波浩監督(43)に「チームの和を乱した」と一喝され、翌23日に謝罪。練習合流できたものの、25日のホーム仙台戦(3-0)はベンチ外だった。元イングランド代表。エースという立場でもあり「(自分が)ボディーランゲージで示すことは日本人選手にも影響を与えてしまう」と深く反省したという。練習の合間にはベテランらと積極的にコミュニケーションを取った。

 名波監督は「今日からの練習を見て(メンバーを)決める」と説明する。練習態度の改善が“復権”のカギとなるジェイは「チームが大事。ここで結果を出したいし、毎試合勝ちたい。気持ちを新たに、一生懸命やり続けていく」と真剣そのもの。試合までの4日間、改心した姿勢をみせるつもりだ。【保坂恭子】