仙台がアウェーで大きな勝ち点3を手にしてB組首位を守り、同組2位までが進出する決勝トーナメントに1歩前進した。

 後半30分、今季15試合目にして初めて飛び出したFW井上綾香(21)のゴールが決勝点となった。前節まで2勝1分け4敗と分が悪いアウェー戦を制し、勝ち点を10に伸ばした。

 DF坂井優紀(27)のクロスを右足で合わせた井上は「勝ってうれしいのと、点を決められてホッとしている。失点もなかったし、本当に大きな勝ち点だと思います」と喜んだ。開始序盤から防戦となり、チームのシュート数は新潟より7本少ない6本。ワンチャンスを生かした。

 苦しみながらの勝利に、千葉泰伸監督(45)は「こういうゲームを勝ち切ることで、自信がつくと思う」と選手の奮闘をたたえた。