アーセナルへ移籍する広島FW浅野拓磨(21)が、今日17日の横浜戦で惜別のジャガーポーズを決める。16日は広島市内で最終調整。移籍前最後の試合で、お決まりのポーズを決めるつもりの浅野は「ゴールという形で勝利に貢献している自分を見て欲しい。インパクトを残してこのチームを去りたい」と闘志を燃やした。

 横浜は浅野の旅立ちにピッタリの相手だ。プロ1年目だった13年度の横浜との天皇杯決勝で途中出場したが無得点に終わり、チームも敗れた。それから約1カ月半後の14年富士ゼロックススーパー杯。再び横浜が相手で今度はプロ初ゴールを決め、悔しさを晴らした。「マリノスはいろんな経験させてもらったチーム。明日は広島の一員として絶対勝ちたい」。DF塩谷とともにリオ五輪の壮行試合でもある。世界へ挑戦する21歳FWは、最後の大仕事をやり遂げる。