札幌が首位を守った。

 前半7分、MF荒野拓馬(23)からMFジュリーニョ(29)、FW都倉賢(30)とつないで、最後は再びジュリーニョが左サイドから切り込み、左足で先制点。同24分には、再びジュリーニョが約25メートルのミドルシュートを決め突き放した。

 さらに32分にはFW内村圭宏(31)が左足ミドルを決め3-0と前半で試合を決めた。

 後半30分にはジュリーニョがハットトリックを達成。同39分には内村が、この日2点目を決めて大勝した。

 勝ち点を53とし2位松本に3差をつけ、大量点で得失点差も7差と引き離した。自動昇格に絡む3位C大阪とも、勝ち点6差つけた。札幌四方田修平監督(43)は「良いタイミングで先制点を取れたのが大きかった」と話した。

 監督就任後初戦で大敗を喫した岐阜の吉田恵監督(43)は「ワンツー、球際、気持ちと基本的なところの差が出てしまった。その差を埋められるようにやっていきたい」と課題を挙げた。