J2C大阪は7日、8日岐阜戦(金鳥スタ)に向けて大阪・舞洲練習場で前日練習を行った。6日のW杯アジア最終予選イラク戦では、チームメートの日本代表MF山口蛍(26)が試合終了間際に勝ち越しゴール。同い年で仲のいいDF丸橋祐介は「うれしかった。あの位置は蛍が得意としているところ。(山口の26歳の)誕生日に決めるのは持っている」とニッコリ。その上で「セレッソでも決めてほしい」とさりげなく要望した。

 チームでは最近、居残り練習でミドルシュートを繰り返してきた。山口や丸橋らと一緒に取り組んでいるMF山村和也も「練習しているからこそ、大舞台で決められる。(自分も)試合で出したい」とキッパリ。DF酒本憲幸は「(山口のゴールは)練習通り。セレッソのボランチならみんな入っていた」と冗談交じりに、練習による全体の技術向上を表現した。

 現在3位。残り8試合で、J1に自動昇格できる2位以内へ再浮上を狙いたいところだ。8日に23歳の誕生日を迎える新人FW沢上竜二も「決めます。この前(敗れた2日清水戦)も点を取ってから、攻められることが多かった。点を取りたい」と山口に続くバースデーゴールを宣言した。アウェーのオーストラリア戦に向かう同僚に負けじと、C大阪の選手たちも気合十分だ。