J2清水が誇る強力2トップが、今季初の4連勝をたぐり寄せる。明日23日のホーム北九州戦に備え、21日は静岡市内で完全非公開練習に参加。現在、2試合連続アベック弾をマークするFW鄭大世(32)とFW大前元紀(26)はフルメニューを消化した。次戦も2トップとして先発が濃厚のFWコンビは「僕らは勝ち続けるだけ」と声をそろえた。

 今季は2人だけで35得点をマーク。明日の試合でそろって得点すれば、01年に三都主アレサンドロとバロンの2人が記録して以来、15年ぶりの「3試合連続アベック弾」だ。大前は「どの試合も責任を持ってやるだけ」と言えば、鄭も「自分の結果にこだわりはない。勝てればいい」とキッパリ。今季は残り6試合で自動昇格圏の2位松本とは勝ち点5差。勝ち点3獲得は両エースの活躍に懸かっている。【神谷亮磨】